妊活中は受精卵が着床するのか、着床しなかったら症状でわかるのかが気になりますよね。
SNSなどの発信を見て、「白いおりものや下腹部痛があると着床していない」と判断する方もいるでしょう。
着床しなかったとき特有の症状はあるのでしょうか?
今回は、着床しなかったときの症状や生理の程度、着床しなかった受精卵はどこにいくのかなどについて詳しく解説します。
また着床しなかったときの症状に関する体験談も紹介するので、参考にしてください。

受精しても着床しない原因と確率について
受精しても、何らかの原因で着床できないことがあります。その原因はさまざまで、特定できることもありますが、原因不明のケースも見られます。
ここからは、受精しても着床しない原因やその確率について詳しくみていきましょう。
受精しても着床しない原因
受精しても着床しない原因はさまざまで、人によって異なります。受精しても着床しない原因となる病気の例は、以下のとおりです。
原因 | 概要 | 症状 |
---|---|---|
子宮内膜症 | 子宮内膜に似た組織が子宮外に癒着し、月経のたびに出血や炎症を起こす。 子宮内膜の病巣から分泌される生理活性物質によって腹腔内の環境を悪化させ、受精卵の着床を妨げる。 | 月経痛、腰痛、性交痛、排便痛、過多月経、月経不順など |
子宮筋腫 | 子宮筋層に発生する良性の腫瘍のこと。 子宮内腔が変形したり、子宮の蠕動運動が活発になったりして受精卵の着床を妨げる。 | 過多月経、月経痛、貧血、筋腫自身の痛み |
子宮内膜ポリープ | 子宮内膜が過度に厚くなったり、細胞が増殖したりすることで、子宮内膜に突出してできる良性の腫瘍のこと。 一定の大きさになると受精卵の着床を妨げる。 | 不正子宮出血、過多月経、過長月経など |
慢性子宮内膜炎 | 子宮内膜に大腸菌やクラミジアなどの菌が持続的に感染し、慢性炎症を起こす。 反復着床障害の主な原因になる。 | 異常なおりもの、不正出血、下腹部痛があるが、多くの場合無症状 |
また子宮の手術歴があり子宮内膜が厚くならないことや、受精卵を攻撃してしまう自己免疫異常、受精卵の染色体異常、黄体機能不全などの内分泌機能異常も着床にいたらない原因です。
上記の病気を治療することで妊娠できるケースもありますが、原因を特定するのは難しい点に留意しましょう。
出典:
治療が難しい不妊症のためのガイドブック |東京大学附属病院女性診療科・産科
子宮内膜症|女性の健康推進室ヘルスケアラボ(厚生労働省)
Defining Recurrent Implantation Failure: a profusion of confusion or simply an illusion?|Fertil Steril
受精しても着床しない確率
受精卵が着床する確率は2~3割程度といわれています。また加齢にともない、染色体異常やそのほかの病気のリスクが上がるため、着床率は低下します。
漢方薬局こうのとりでは、子宮内膜が12mm以上の方と8mm以下の方では、12mm以上の方のほうが、妊娠判定陽性率が1.5倍ほど高いというデータがあります。
つまり、子宮内膜の厚さでも着床率が変わってくるという見方もできるでしょう。
出典:
#4 妊娠検査薬ー本当に妊娠がわかる?|東邦大学医療センター大森病院婦人科
Q22.女性の加齢は不妊症にどんな影響を与えるのですか?|日本生殖医学会
着床しなかったときの症状に関するよくある疑問と誤解
妊活をしていると「今回は着床できたかな?」「ちゃんと妊娠できるのだろうか」と不安が尽きず、着床しなかったときの症状が気になるかもしれません。
ここからは、着床しなかったときに散見される症状に関する疑問を解説します。自分の症状を誤解し一喜一憂しないためにも、参考にしてください。
1)白いおりものは着床失敗のサイン?
「白いおりものは着床失敗のサインだ」「着床完了のサインのおりものは水っぽくさらさらしている」という情報を見聞きした方も多いでしょう。
おりものには精子をスムーズに受け入れやすくし受精を助ける働きがあり、排卵日に向けて分泌量が増えます。黄体期から生理前にかけて徐々に量が減り、白い塊のようになります。
生理が近づくと白く粘性のあるおりものの量が増える場合があり、「着床しなかった」と判断する人も多いのでしょう。
しかし妊娠が成立し、女性ホルモンの分泌が活発になる中で、白いおりものが増えるケースもあります。また体質によっては、おりものに変化が見られないこともあります。
白いおりものが出たからといって、着床失敗と断言できません。
出典:おりものが白いのは病気?原因と症状について解説|田辺三菱製薬
2)下腹部痛は着床完了のサイン?
着床時に生理痛とは少し異なる腹痛や腰痛を感じる人が多いようですが、医学的には証明されていません。
着床し妊娠が成立したときに分泌されるhCGホルモン(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)が分泌されると、ホルモンバランスが変化し下腹部痛や腰痛が起こることがあります。
しかし下腹部痛は生理前にもみられる症状のため、下腹部痛は着床完了のサインとはいえません。
3)出血は生理?着床完了のサイン?
受精卵が着床するときに出血が起こることがあり、これを着床出血と呼びます。着床出血は1~3日程度で収まることが多く、薄いピンク色や茶色をしています。
しかし着床出血を自覚する妊娠した女性は25%以下で、着床出血がない人の方が多い点に留意してください。また生理と同じ出血量だと思っていたら妊娠していたケースもあります。
以上のことから、着床しなかったときの症状は特になく、通常通り生理が来るだけと考えるのが得策です。
妊活中は体の変化に敏感で、一喜一憂しやすい時期です。何度も着床できないと「ずっと妊娠できないのではないか」と不安になってしまいますよね。
着床しやすい状態に導くためには、クリニックでの治療では限界があります。
北陸富山の「漢方薬房こうのとり」では、着床できない原因やその方に合わせた漢方を見つけ、妊娠までのフォローをおこなっています。なかなか妊娠しないと感じる方は一度お問い合わせください。
「着床しかけた」という場合の症状について
SNSやブログなどで「着床しかけた」と呼ばれるのは、受精したにもかかわらず子宮内に着床しなかった化学流産のケースが多いです。
着床しかけたときにみられる症状として、生理と似たような出血があります。またレバー状の血の塊がみられることもありますよ。
しかし激しい腹痛や吐き気が現れるわけではないので、生理と考えて見逃すケースが多いでしょう。
着床しなかったときの生理について
着床しなかったときに生理に変化はあるのか、気になる方もいるかもしれませんね。ここからは、生理の重さや頻度について解説します。
着床しなかったときの生理は重い?
着床しなかったときに生理が重くなると感じる方もいますが、着床しなかったことが直接的な原因となり、生理が重くなることはありません。
妊活中でなかなか妊娠せず、出血量が多く期間が長い生理に悩まされている場合は、子宮内膜症や子宮内膜ポリープなどの病気が隠れている可能性があるため、早めに婦人科を受診しましょう。
着床しなかったときの生理は遅れる?
着床しなかったときは通常の子宮の状態と同じですから、生理のタイミングは遅れません。
もし着床に失敗したときに生理が遅れると感じる方は、妊娠への期待や妊活のストレスによってホルモンバランスが乱れ、生理が遅れていることが考えられます。
日頃からストレスを発散することを心がけましょう。
着床しなかった受精卵はどうなる?
「着床しなかった受精卵はどこにいくの?おりものとして排出されるの?」といった疑問を持つ方も多いでしょう。
着床しなかった受精卵は、次の生理時に子宮内膜がはがれ経血とともに排出される際に同時に排出されます。
受精卵は大きくとも1mm程度といわれていますので、目視することは困難でしょう。
【体験談】着床しなかったときの症状についての投稿
医学的には着床しなかったとき特有の症状はありませんが、実際に妊活中の人の声が気になりますよね。着床しなかったときの症状や着床完了のサインはあるのか、知恵袋やブログで探す方もいるでしょう。
ここからは、実際に着床しなかったときに現れた症状についての体験談を紹介します。
生理前に白いおりものが出たという方の口コミです。この方は妊娠時には特定の症状がなく、薄黄色のべたつきのあるおりものがみられたそうですよ。
排卵6日後に白いおりものがみられ、その後生理が来た方の口コミです。
私の高温期は、排卵から1週間過ぎると生理がくるまで、下腹にチクチクした痛みがいつもありました。着床時期でもある時期ですが、生理があっても痛みはあったので、着床の痛みではなかったと思っています。実際に妊娠したときは、全く症状がなくて快適な状態だったんですよ。
高温期になるとチクチクするような下腹部痛を感じたけれど、妊娠ではなかった方の声です。この方は妊娠時には無症状だったようですね。
着床失敗や着床完了のサインは感じず、生理が来た方の声です。
着床しなかったときの症状がなく、生理が来た方の声です。
着床しなかったときに白いおりものや下腹部痛を感じる方がいる一方で、症状がなく生理を迎える方もいます。
妊娠したタイミングも特に変わった症状がなく、過ごしている方も多いですよ。
着床しなかったときの症状が気になる方は、専門家へ相談してみよう
排卵後に下腹部痛やおりものの変化がみられると、妊娠を期待してしまうこともあるでしょう。しかし、着床しなかったとき特有の症状や生理の変化については明確なものはなく、個人差があります。
着床しなかったとき特有の症状があると感じる口コミもみられますが、感じる症状は人それぞれで、着床に失敗したときと妊娠したときを見極めるのは難しいでしょう。
なかなか妊娠しないと、「着床しないのは何か原因があるのか」と気になる方もいるかもしれません。また生理が重い・遅れるといった症状があるときは、妊娠を妨げる病気が隠れている可能性があります。
「漢方薬房こうのとり」では、妊活中で着床しにくい方に向けたサポートを行っています。個々の体質や症状に合わせた提案により、これまで多くの方が妊娠に至る結果を得ています。
着床に必要な要素として、子宮内膜の柔らかさと十分な厚さ(12mm以上)を重要視し、そこまで改善するために、現代中国の教授と共同開発した漢方をリーズナブルな価格で提供しています。
例えば、精子の運動率や卵子の質を改善することで妊娠に至った実績があります。45歳で4度の流産を経験した方が、漢方薬房こうのとりの漢方を6ヶ月間使用し、9ヶ月目に妊娠判定が陽性となり、46歳で無事に女児を出産されたケースもあります。
特に、精子の運動率が80%以上であり、卵子の質が基礎体温の高温期が10日以上持続する夫婦でも、1度も妊娠判定が出ない、あるいは流産を繰り返している方には、漢方による体質改善の効果が期待できます。
漢方薬房こうのとりは、西洋医学では解決が難しい子宮内膜の瘀血(おけつ)を改善し、着床を助けることが得意分野です。対面相談だけでなく、オンラインでの相談も受け付けていますので、着床の問題で悩んでいる方はぜひお問い合わせください。
