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妊活・不妊治療

FSHが高い40代が知っておきたい、採卵など妊活への影響と改善ポイント

この記事を監修した人

京都薬科大学特命教授 兼 薬剤師
戸口 瑞之
漢方薬房こうのとり 代表

元富山総合薬局代表。現漢方薬房こうのとり代表・管理薬剤師 / 現京都薬科大学特命教授。
飲む量の加減のみ必要で万人に合う現代の中国漢方(中医)に大学病院時代から36年携わる。
漢方薬房こうのとりでは、直近3年で100人以上の方が目標を達成されています。

40代でFSH(卵胞刺激ホルモン)の数値が高いと伝えられると、「もう妊娠は難しいのでは」と不安になる方も少なくありません。

FSHは、卵巣の状態やホルモンバランスを映し出す大切な指標の1つです。とはいえ、数値が高いからといって、すべての可能性が閉ざされるわけではありません。

この記事では、FSHが高くなる原因や更年期との関係、妊娠への影響、そして生活習慣や漢方による改善方法までをご紹介します。正しい知識をもとに、自分に合った対策を見つけるきっかけとして、ぜひご活用ください。

これは高い?40代のFSH基準値

40代では卵巣の予備能が下がり、FSH(卵胞刺激ホルモン)の数値が高くなる傾向があります。

不妊治療では、月経の2日目または3日目に測定した基礎FSHの値を、以下のように評価します。

FSH値の目安(mIU/mL)判定の目安
10未満正常範囲
10~14境界域(やや高め、注意が必要)
14超高値(卵巣の反応・妊娠率が低下する可能性)

FSHが14を超えると、採卵数の減少や妊娠率の低下が見られることがあります

検査結果は体調や検査機関によって変動しやすいため、複数回の測定で傾向を見ていくことが大切です。

出典:Ovarian Reserve – How Many Eggs Are in Your Basket?|Reproductive Science Center

監修者コメント

FSHの値が14を超えた状態が2〜3カ月以上続いている場合、たとえ生理があっても実際には排卵していない「無排卵月経」になっている可能性が高くなります。30代でFSHが高めでも、体外受精の排卵誘発によって1〜2個の卵子を採れることがありますが、FSHが40以上になると、体外受精でも卵子が1個も採れないケースが多く、治療自体が難しくなります。

このため、FSHが40を超えている方は、地域でも有数の不妊治療施設で「治療ができない」と断られてしまうケースが少なくありません。西洋医学ではFSHを下げる治療手段がないためです。一方、「漢方薬房こうのとり」では、FSHが50〜100を超えるような高値でも、10〜14以下まで改善した事例が多数あります。

  • 50代・FSH77超・生理が3年止まっていた方
    こうのとり漢方を飲み始めて10日でFSHが20台に、3カ月で10以下に改善。5カ月目には排卵が確認されました。
  • 45歳・FSH59.2・無排卵月経が半年以上続いていた方
    2カ月の服用でFSHが7.8に下がり、4カ月目に排卵が回復しました。

このように、FSHが高くても漢方によって改善が期待できるケースがあります。西洋医学の治療が難しいと言われた方でも、あきらめずに体質から整えていくアプローチを検討ください。

 

40代でFSHの数値が高い主な原因

FSHの数値が高いと聞くと、「このまま妊娠できるのか」と不安になる方も少なくありません。

では、なぜFSH値が上昇するのでしょうか。実はその背景には、年齢にともなう卵巣機能の変化や、ホルモンバランスの乱れ、さらには日常的なストレスの影響が関係しています。

ここでは、40代に多く見られるFSH上昇の要因を3つに分けてご紹介します。

卵巣機能の加齢による低下

FSHの数値が高くなる背景には、加齢による卵巣機能の低下があります。
卵巣にはあらかじめ決まった数の卵子が蓄えられており、40代ではその数や質が大きく減少します。

その結果、卵胞を育てようとして、脳から分泌されるFSHが増えるのです

実際に、FSHは卵巣の反応性を示す指標として不妊治療でも広く用いられています。
35歳を過ぎたあたりから数値が上がるケースもあり、これは卵巣の反応がゆるやかに落ち始めているサインと捉えられます。

「高い=異常」と捉えるのではなく、年齢に応じた自然な変化と受け止めることが、前向きな妊活につながるでしょう。

ホルモンバランスの乱れ

FSHの値は、卵巣機能だけでなく体内のホルモンバランスにも左右されます。

40代では、エストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌がゆるやかに減少し、それに反応して脳下垂体からFSHの分泌が高まりやすくなります。

このバランスの崩れは加齢による自然な変化であり、誰にでも起こり得るものです

また、睡眠の質の低下や過度な食事制限、冷えなどの影響も、ホルモンの分泌リズムに影響を与えると考えられています。

長期の精神的・身体的ストレス

ストレスが長く続くと、ホルモンの調整を担う「視床下部-下垂体-卵巣系(HPO軸)」の働きに乱れが生じます。この仕組みがうまく機能しなくなると、FSHの分泌にも影響が出やすくなります。

特に、慢性的な緊張や過労、睡眠不足が続くと、体は「今は妊娠に適した状態ではない」と判断し、生殖に関わるホルモンの分泌を後回しにすることがあります。

その結果、排卵が止まったり、月経周期が乱れたりするケースもあるでしょう。

このように、心身への長期的な負荷は、体の防衛反応としてホルモンバランスを変化させ、FSH値が高めに出る背景となる一因と考えられます

40代でFSHの数値が高いと、妊活にどう影響するか

FSHの値が高いと指摘されたとき、多くの方が気になるのは「妊娠にどれほど影響があるのか」という点ではないでしょうか。

実際、FSHの数値は卵巣の働きを反映する指標の1つであり、その値が高いほど卵巣機能の低下が進んでいると考えられます

ここでは、自然妊娠への影響から、体外受精や治療の選択肢にどう関わってくるのかまで、妊活との関係性を具体的にみていきましょう。

監修者コメント

端的に言えば、FSHの値が15以上になると排卵していない可能性が高くなってきます。特にFSHが40を超えると、前述のとおり、体外受精の専門施設でも治療を断られてしまうケースが増えているのが現状です。

 

自然妊娠の可能性への影響

FSHは月ごとに変動するため、1度の測定結果だけで妊娠の可能性を判断することはできません。

とはいえ、FSHの数値が高い状態は、卵巣の反応が鈍くなっているサインとされます

40代では、加齢にともなって卵子の数や質が低下しやすく、FSHが高値の場合には、排卵が起こりにくくなったり、受精・着床の確率が下がったりする可能性があります。
自然妊娠を目指す場合でも、FSHの値は体の状態を映す1つの指標となります。

継続的に高い数値が見られる場合は、卵巣機能の低下が進んでいる可能性があり、早めに状況を把握することが大切です。

採卵・体外受精への影響

FSHの数値が高い場合、排卵していない確率が上がるので、体外受精における採卵の反応が鈍くなる傾向があります。

特にFSHが15mIU/mLを超えると、排卵誘発剤に対する反応が弱くなることが知られています
これは卵巣の中にある成熟可能な卵胞の数が限られているためで、採卵できる卵子の数が少なくなるケースもあると報告されています。

また、FSH値が高いと、得られた卵子の質にも影響が出る可能性があるでしょう
受精後の胚の成長が進みにくく、胚盤胞まで育たないといった声も聞かれるのが現状です。

そのため、FSHの数値は体外受精の成績や治療方針に影響を与える重要な要素といえます。

不妊治療の進め方・選択肢への影響

FSHの数値が高いと排卵していない確率が高くなっていくので、不妊治療の進め方にも影響が出てきます。

一般的にFSHが高いと、卵巣の予備能が低下していると判断され、早めに治療ステップを進めることが検討されます。具体的には、タイミング法や人工授精などから体外受精への早期移行が提案されるケースが多いでしょう。

また、卵巣への負担を抑えるために、刺激の強度を下げた低刺激法や自然周期採卵といった方法が選ばれることもあります。さらに、採卵数が限られる可能性を踏まえて1回1回の周期をより慎重に検討し、治療プランを細かく調整することも少なくありません。

FSHの値は、妊活の進め方を決定するうえで、重要な判断材料の1つになります。

40代の高いFSHと更年期との関係

40代になると、妊活と同時に「更年期」について意識し始める方も少なくありません。
FSHの数値が高い場合、卵巣機能の低下だけでなく、更年期の始まりを示している可能性もあります。

「疲れやすい」「気分が落ち込む」といった不調が、加齢のせいかホルモンの変化なのか分からず戸惑うこともあるでしょう。

ここでは、FSHの上昇と更年期症状の関係、閉経とのつながりについて整理し、これからの体調管理に役立てるための視点をお伝えします。

FSH値と更年期症状の関連性

FSHは、エストロゲンの減少を補うために脳が分泌を促すホルモンです。

そのため、FSH値の上昇はエストロゲンの低下、つまり更年期の始まりを示している可能性があります。実際、40代後半からFSHが高くなり始め、「ほてり」「発汗」「情緒不安定」といった更年期症状が現れる方もいます。

これらは加齢によるホルモンのゆらぎによるもので、年齢に応じた体の自然な変化として受け止めることが大切です。

閉経の兆候としてのFSH上昇

閉経が近づくと、卵巣の機能はさらに低下し、エストロゲンの分泌量が大きく減っていきます。
この変化を補おうとして、脳からの指令によってFSHの分泌が一段と高まるため、FSHの数値は閉経の兆候としても注目されています。

一般的に、FSH値が40mIU/mLを超える状態が継続していると、閉経の可能性があるとされます
月経が1年以上止まっている場合には、検査によってFSHの数値を確認することで、閉経の時期を客観的に判断する材料になることもあります。

ただし、ホルモン値は体調や検査タイミングによって変動するため、判断には医師の診察やほかの所見もあわせて確認することが大切です。

40代で高いFSHを改善する方法・治療法

FSHの数値が高いと、不妊治療への影響や将来への不安が大きくなりがちです。

しかし、年齢を重ねた体にも合った改善方法は確かに存在します。生活習慣の見直しによってホルモンバランスが整うこともありますし、自然療法として漢方薬を取り入れるケースも増えています。

ここでは、FSH値の改善につながる具体的なアプローチをみていきましょう。

生活習慣の見直しでの改善

生活習慣の見直しは、FSHの数値を安定させるうえで重要なポイントです。
特に、睡眠不足・冷え・過労・極端なダイエットなどは、ホルモンバランスの乱れにつながり、FSHの上昇を招くおそれがあります。

日常生活で取り入れやすい改善策として、以下のようなものが挙げられます。

  • 睡眠の質と量を意識し、夜更かしを避ける
  • 冷たい飲食物を控え、体を温める食事や服装を心がける
  • 軽めの運動(ウォーキング・ストレッチ・ヨガなど)で血流を促す
  • がんばりすぎを手放し、リラックスする時間をつくる

まずは「体に負担をかけすぎていないか」に目を向けてみましょう
小さな習慣の積み重ねがホルモンバランスの安定や、妊娠しやすい体づくりにつながることもあります。

漢方薬での改善

FSHが高い場合、体の根本から整えるアプローチとして、漢方薬が注目されています。
東洋医学では、FSHが高い状態を「腎」のエネルギー不足と捉え、その不足を補う「補腎薬」がよく使われます

また、不妊治療中は加齢への不安や仕事との両立、経済的な負担など、さまざまなストレスが重なりやすい時期でもあります。
そうした心身の緊張をやわらげ、ホルモンバランスを整えることも、漢方の得意分野です。

40代でFSHの数値が高い男性について

妊活では女性だけでなく男性側のホルモン状態も重要です。

日本産婦人科医会は、成人男性のFSHを1.8〜12.0 mIU/mLの範囲で示しています

この正常範囲を明らかに越える数値が続くと、精巣の機能が低下している可能性が考えられます。

監修者コメント

男性の場合、無精子症の方にはFSHの値が高いケースが多く見られます。ただし、無精子症かどうかは自覚症状がほとんどなく、検査を受けて初めてわかることがほとんどです。

特に、無精子症の状態を3年以上放置していた方や、若くても過労で倒れるほど働き続けていたような方には、精子をつくる細胞の機能が徐々に低下し、深刻なレベルまで進行しているケースも少なくありません。精子をつくる細胞の損失が進んでしまうと、西洋医学でも東洋医学でも回復が難しくなる可能性があります。

 

40代以降は加齢や生活習慣の影響でホルモンのバランスが乱れやすく、精子の数や運動率が下がることもあります。

妊活がうまくいかないときは、男性もホルモン検査や精液検査にも目を向けてみましょう。数値の変化に早めに気づけることで、治療や生活改善の選択肢も広がります。

出典:(3)男性不妊症の検査・診断|公益社団法人 日本産婦人科医会

【口コミ】40代でFSHの数値が高かった人は、どうやって値を下げた?

5日目胚盤胞は、半年に1回
グレードC(AA)は、1年に1回
私たち夫婦にはレアキャラな胚盤胞
PGT-A A判定より数字上はイイ
これは、PGT-Aの結果に期待が高まってしまう
やっぱり漢方の効果かな
お肌がツヤツヤで、身体の調子がいいし。
漢方は高いけど、効果も抜群だと思う

FSHの数値が高かった人の中には、体質改善や漢方の活用で数値が改善したという声もあります
例えば、漢方と早朝ランニングを取り入れたことでFSHが下がったという方や、FSHが11.6になったという44歳の報告も見られます。

一方で、40代未満の事例ではありますが、ホルモンバランスを整える目的で使われるピル「プラノバール」の服用や漢方外来を通じて「FSHが50→100→9になった」というケースもあり、取り組み次第で数値が改善する可能性がうかがえます。

効果には個人差がありますが、こうした体験は、自分に合った方法を見つけるヒントになるでしょう。

【FAQ】40代の高いFSHに関するよくある質問

FSHは体のホルモンバランスを知るうえで重要な指標ですが、その意味や対処法については意外と知られていません。

ここでは、40代でFSHが高いときによくある質問を取り上げて解説します。

FSHが高いと閉経の前触れ?妊娠はもう難しい?

FSHの値が高くなると、卵巣機能の低下や更年期の始まりを示している可能性があります。
そのため「妊娠はもう難しいのでは」と不安になる方も多いでしょう。

しかし、FSHの数値は日によって変動することもあり、高値が続いているかどうかを複数回の検査で見極めることが大切です

実際に、高FSHでも排卵が確認できている方や、治療の工夫によって妊娠に至った方もいます。

確かに閉経が近づいている兆候かもしれませんが、妊娠の可能性が完全に失われたわけではありません。
年齢や卵巣機能の状態に応じたアプローチを検討し、医師と相談しながら道を探ることが大切です。

FSHの数値を下げるには何をすればいいの?

FSHの数値を直接下げる特効薬はありませんが、卵巣への負担を軽くし、ホルモンバランスを整えることで改善が期待できます。
具体的には、ストレスを溜めない生活や十分な睡眠、バランスのとれた食事、適度な運動などが基本です

さらに、冷え対策や腸内環境の改善も、ホルモンの安定に役立つといわれています。

体質に合った漢方薬やサプリメントを取り入れている方もいますが、体調やほかの検査数値との兼ね合いもあるため、自己判断ではなく専門医に相談しながら進めるのが安心です。

40代でFSHの数値を下げたい方には、専門の漢方がおすすめ◎

FSHの数値が高いと、「もう妊娠は難しいのでは」と不安を感じる方も少なくありません。

実際にFSHが高くなる背景には、「過労」と「加齢」という2つの大きな要因が関わっていると考えられています。

このうち「過労」については、生活習慣を見直すことで改善が見込めることもあります。たとえば、残業時間を1時間でも短縮できると、必要とされる漢方薬の量が少なくて済むケースもあります。

一方で「加齢」によるFSH上昇には、体の内側から若さを支える東洋医学的なアンチエイジングの視点が必要とされます。特に、冷え・ストレス・不眠といった不調が重なると、ホルモンバランスがさらに不安定になりがちです。こうした体質の乱れに対して、漢方による丁寧な調整が効果を発揮する場合があります。

「漢方薬房こうのとり」では、FSHの数値や体質に応じたオーダーメイドのカウンセリングと処方を実施しており、不妊やホルモンの悩みに専門的に対応しています

現在の「こうのとり漢方」は、従来の処方(桃福宝など)に比べて2〜4割価格を抑えながら、より短期間での改善を実感される方も増えています。実際に、FSHが100以上あった52歳の方が、10以下まで下がったという報告もあります。

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