「基礎体温ガタガタ」から妊娠できた方の体験談。なぜ妊娠できた?

「基礎体温ガタガタ」から妊娠できた方の体験談。なぜ妊娠できた?

この記事を監修した人

戸口 瑞之

京都薬科大学特命教授 兼 薬剤師

戸口 瑞之

漢方薬房こうのとり代表

元富山総合薬局代表。現漢方薬房こうのとり代表・管理薬剤師 / 現京都薬科大学特命教授。 飲む量の加減のみ必要で万人に合う現代の中国漢方(中医)に大学病院時代から36年携わる。 漢方薬房こうのとりでは、直近3年で100人以上の方が目標を達成されています。

「基礎体温をつけているのに、グラフがぐちゃぐちゃで排卵日がどこかわからない」——そう感じて妊活に行き詰まっている方は少なくありません。

乱れの原因を正しく知ることが、不安を手放す第一歩です。

この記事では、体験談とともに、ガタガタグラフでも妊娠できた理由を解説します。

基礎体温のグラフがガタガタで妊娠できない主な原因

基礎体温が乱れる原因は、体の異常とは限りません。測定環境・生活習慣・ホルモンバランスのどれか一つが崩れるだけで、グラフは簡単に乱れます。

グラフの乱れを見て「妊娠できないかも」と落ち込む前に、測定条件を振り返ってみてください。わずかな環境の違いが0.1〜0.2℃の誤差を生むことは珍しくなく、37年の相談経験のなかでも「測り方を整えただけでグラフが安定した」という方は多くいらっしゃいます。

監修者

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基礎体温が乱れる原因

気温や測定環境によるグラフの乱れ

基礎体温は、目覚めてすぐ・動く前・毎日同じ時刻に測ることが前提です。この条件がわずかでも崩れると、体内に異常がなくてもグラフは上下に振れます。たとえば測定時刻が1時間ずれると0.1〜0.2℃前後の誤差が出やすく、6時間睡眠と4時間睡眠では体温の出方が変わります。

室温の影響もあります。冬場に布団から出た直後に測ると、口腔内が冷えて実際より低い値が出ることがあります。逆に夏の締め切った寝室では高めに振れることも。

グラフの乱れが「体質の問題」ではなく「測定条件のばらつき」である場合、測り方を整えるだけでグラフは落ち着きます。

まずは同じ時刻・同じ環境で1カ月続けてみることが先決です。

生理こない・生理不順とガタガタの関係

生理周期が不規則な場合や、生理が長期間来ない場合は、排卵そのものが起きていないか、排卵のタイミングが大きくずれている可能性があります。

基礎体温の二相性(低温期と高温期の切り替わり)は排卵後に分泌されるプロゲステロン(黄体ホルモン)によって作られます。このホルモンの分泌が乱れると、高温期が形成されず、グラフ全体がフラットまたはガタガタになります。

生理不順とガタガタグラフが重なっている場合、ホルモンバランスの乱れが根本にあると考えられます。

エストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌が不安定だと低温期も安定せず、グラフ全体が読み取りにくくなります。この状態は、ストレス・過度なダイエット・睡眠不足などが引き金になることが多く、生活習慣の見直しやホルモンバランスへのアプローチが改善につながります。

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【体験談1】「基礎体温ガタガタ」のまま妊娠できた人

基礎体温がガタガタでも妊娠した方は実際に多くいます。体験談を通じて、ガタガタグラフと妊娠の関係を確認しましょう。

基礎体温が多少乱れていても、排卵が起きていれば妊娠の可能性は十分あります。グラフの見た目よりも、身体全体のサイクルを把握することが大切です。

監修者

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高温期に上がらない・下がるパターンでも妊娠した人

温期に入っても体温が上がり下がりするグラフで妊娠したという声もあります。もちろん改善できたほうがよいですが、希望を持てる投稿です。

気温・体調・測定時の状況によって、基礎体温の値は日々微妙に変化します。グラフが多少ガタガタでも、全体として二層に分かれていれば排卵が起きている可能性があります。

https://twitter.com/yukire_koikoi/status/1990208532030124487

https://twitter.com/chn_fpy/status/1928364174154862674

※その他の妊娠できた人の体験談

「体温が低め・基礎体温と排卵検査薬を併用して妊娠できた」「基礎体温が低い状態で陽性が出た」といった声もXで多く見られます。

https://twitter.com/tumitumu_/status/1991117850623508746

https://x.com/moyoooof/status/2023714810047947249

https://twitter.com/ponyo__ponyo12/status/1641977816031043585

https://twitter.com/batako_comic/status/1639645524700844033

https://twitter.com/china__mm/status/1499746758502813696

https://twitter.com/eddiemame97/status/1847462533646733434

【体験談2】「基礎体温ガタガタ」を治して妊娠できた人

ガタガタな基礎体温を改善したことで、妊娠・出産を実現した方もいます。漢方による体質改善が体温グラフの安定につながった声を紹介します。

基礎体温の乱れは、体質改善によって整ってくることがあります。37年の相談実績のなかでも、生活習慣の見直しをきっかけにグラフが安定し、妊娠に至った方は少なくありません。

監修者

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基礎体温ガタガタから改善した人の声

「基礎体温が低く、ひどいときは35度台でガタガタ」という状態から漢方を服用し始め、37度近くまで上がってガタガタが細かくなったという声があります。また、気血を補う漢方を飲んだところ冷え性や便秘が改善し、ガタガタだった基礎体温が安定したという体験談も届いています。

顕微授精で妊娠した方の中にも、漢方開始後に体温がやや安定してきたと変化を実感した方がいます。体全体の底上げが、グラフの乱れを整える方向に働くようです。

基礎体温ガタガタから改善し、すでに妊娠や出産に至った人の声

「低温期と高温期の区別ができないほどガタガタ」な状態から漢方を服用し、時間はかかったものの基礎体温が二層に分かれ、排卵のタイミングが分かるようになって35歳で自然妊娠・出産に至った方もいます。30〜34日とバラつきのあったサイクルも整ってきたといいます。

流産を経験しながら漢方に取り組み、34歳・41歳でそれぞれ出産を果たした方の声も届いています。食養生のアドバイスが体質改善に役立ったという声もあり、漢方と生活習慣の組み合わせが大きな力になっています。

「基礎体温ガタガタでも妊娠した」の口コミをみるときの注意点

SNSや掲示板には「ガタガタでも妊娠できた」という体験談が多く見られます。希望をもらえる反面、そのまま自分に当てはめてしまうことには注意が必要です。

SNSには「うまくいった話」が集まりやすい性質があります。妊娠できた方は発信しやすい一方、長期化している方の声は表に出にくいため、口コミだけを見ていると実態より楽観的な印象を受けやすくなります。

体験談は「可能性の一例」として読み、自分の状態を判断する根拠にしないことが大切です。基礎体温のグラフが似ていても、ホルモン値や子宮・卵巣の状態は人それぞれ異なります。自己判断で対処法を試し続けるよりも、早めに専門家へ相談するほうが、結果的に妊活の時間を無駄にせずに済みます。

口コミは不安を和らげる一助になります。ただし、37年にわたり多くの方の妊活に向き合ってきた専門家のアドバイスと組み合わせてこそ、体験談は活きてきます。

「参考にする」と「頼りにする」の線引きを意識してみてください。

体験談はあくまで「その方の場合」です。基礎体温のガタガタには測定環境・ホルモンバランス・体質など様々な背景があるため、専門家への相談と並行して参考にしてください。

監修者

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妊娠を希望する方が基礎体温ガタガタを治すためにすべきことは?

生活習慣の見直し、漢方による体質改善、ストレスの軽減という3つのアプローチを組み合わせることで、基礎体温のガタガタは着実に改善へ向かいます。「どこから手をつければよいかわからない」と感じている方も、今日からできることを一つずつ始めてみてください。

体質改善には個人差がありますが、正しい方向で継続すれば変化は必ず現れます。37年間、多くの方の体質改善に向き合ってきた経験からも、あきらめずに取り組むことが最大の近道だと感じています。

監修者

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生活習慣と冷え対策を徹底する

基礎体温が安定するには、黄体ホルモン(プロゲステロン)が正常に分泌されることが必要です。まず食事面では、ホルモンバランスの材料となる鉄分・葉酸・ビタミンB6を含む食品(レバー、ほうれん草、バナナなど)を意識して取り入れましょう。

睡眠は毎日同じ時間に就寝・起床することで、ホルモン分泌のリズムが整い、基礎体温の測定精度も高まります。

冷えは子宮周辺の血流を低下させ、黄体機能を直接損なう要因です。入浴は湯船に10〜15分つかる習慣をつけ、腹巻きや靴下で下半身を温めるだけでも体温リズムは整いやすくなります。

また、ウォーキングなどの軽い有酸素運動を週3〜4回取り入れると、冷え対策と運動習慣の定着を同時に進められます。

出典:妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針|こども家庭庁

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漢方によって体質を改善する

黄体機能の低下には、漢方による体質改善が有効な選択肢です。代表的な処方として、以下のような漢方があります。

  • 血行を促し体を温める当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)
  • 血の滞りを改善する桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)
  • 冷えと乾燥を伴うケースに用いられる温経湯(ウンケイトウ)

市販品は成分が違うので推奨できませんが、選ぶ際は、ドラッグストアの薬剤師に症状を伝えて自分の体質に合った処方を確認しましょう。

漢方は体質を根本から整えるアプローチですが、効果が現れるまで2〜3カ月かかることが多いです。高温期が10日未満の状態が3か月以上続く場合は、婦人科への受診を優先してください。専門家の診断と漢方を組み合わせることで、改善のスピードは上がります。

出典:生理不順 - 漢方セラピー|クラシエ

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ストレス環境から離れる

精神的なストレスが続くと、脳の視床下部からのホルモン指令が乱れ、排卵や黄体機能に直接影響します。ストレス源を特定して距離を置くことが第一歩です。仕事量の調整や、毎日の体温グラフ確認を「義務」として感じさせている習慣から意識的に離れる時間を作るだけでも、ホルモンバランスの回復を助けられます。

80%以上の方が体質の変化を実感してきた実績が示すように、正しいアプローチで継続することが体を変える確かな根拠になります。「きちんと整えれば改善できる」という前向きな気持ちを持つことが、体質改善の継続力を生みます。

基礎体温がガタガタで排卵日がわからない時のケアの仕方

基礎体温だけに頼らず、排卵検査薬とおりものの変化を組み合わせれば、排卵日の目安を絞り込めます。グラフへの過集中を手放すことも、妊活を前向きに進める上で大切な一歩です。

排卵検査薬とおりもので排卵日を予測

排卵検査薬は、排卵の約24〜36時間前に起こるLHサージ(黄体形成ホルモンの急激な上昇)を検知します。陽性反応が出たタイミングが、性交を持つベストな時期の目安になります。基礎体温が安定しない時期でも、毎日同じ時間に検査することで排卵の窓を絞り込めます。

加えて、おりものの変化もあわせて確認してください。排卵期が近づくと、おりものは量が増え、透明で卵白のようなとろみのある状態に変わります。この性状の変化と排卵検査薬の陽性が重なった時期が、最も妊娠しやすいタイミングです。

体温グラフが読めない日が続いても、この2つの指標を組み合わせれば妊活を着実に進められます。

出典:おりものはカラダのサイン|サラサーティ|小林製薬

基礎体温グラフへの過集中を避けるストレス管理

毎朝の測定のたびに「また乱れている」と感じてしまうと、その焦り自体がストレスホルモンの分泌を促し、ホルモンバランスをさらに乱す悪循環につながります。体温計を握るたびに気持ちが沈むようなら、測定が逆効果になっているサインです。

グラフの数値に一喜一憂するより、排卵検査薬やおりものの観察を主な指標にシフトすることが大切です。

体温記録はあくまで補助と位置づけ、測定頻度を無理のない範囲に調整するだけでも、気持ちのゆとりが生まれます。

無排卵や黄体機能不全による低温期・高温期ガタガタの見分け方

基礎体温のガタガタが測定のズレではなくホルモンの問題から来ている場合、大きく無排卵と黄体機能不全の2つが疑われます。

グラフのどの部分が乱れているかで、ある程度見分けることができます。

低温期・高温期ともにパターンが読めない状態が続く場合は、早めに婦人科を受診されることをおすすめします。

監修者

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無排卵が疑われるのは、低温期が長く続いてはっきりした高温期に移行しないケースです。グラフ全体が一段に見え、二相性のメリハリがない状態は、排卵が起きていないサインである可能性があります。月経のような出血があっても排卵を伴わないことがあるため、グラフの形で確認しましょう。

出典:基礎体温|女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修

黄体機能不全では、排卵後の高温期が10日未満と短かったり、高温期の体温が低くガタガタしたりするパターンが現れます。高温期が安定しないと、着床に必要な黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が不十分な状態が続くため、妊娠の継続が難しくなることがあります。

どちらも「ただの乱れ」で見過ごしやすいだけに、気になるパターンが続く場合は婦人科での検査を検討してください。

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ガタガタの基礎体温は漢方で改善できる◎

基礎体温のガタガタが気になる方にとって、漢方は体の内側からホルモンバランスや血流を整える有効な選択肢です。体質そのものに働きかけるため、グラフの安定だけでなく妊娠しやすい体づくりにもつながります。

日本産婦人科医会も、漢方薬の不妊治療への併用が「妊娠しやすい体質に導ける」と明示しています。当帰芍薬散は子宮内膜の血流改善に寄与し、加味逍遙散は月経不順や冷え症、精神的な不安定さに幅広く対応します。どちらも婦人科で広く活用されている処方です。

出典:(2)一般不妊治療|日本産婦人科医会

漢方薬房こうのとりでは、37年の鑑を積み重ねた体質診断をもとに、一人ひとりに合った処方を提案しています。相談者の95%以上が体の変化を実感しており、基礎体温のグラフが整うことで排卵のタイミングが読めるようになり、妊娠に繋がったケースも多数あります

お悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

この記事を書いた人

漢方薬房こうのとり編集部

編集部

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漢方・妊活・不妊領域の専門スタッフにより構成された編集部。正確で実用的な医療情報を、読者が理解しやすい形で発信することをミッションとしています。

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