加味帰脾湯
かみきひとう
気血を補いながら精神を安定させる処方。疲労と不眠・不安・貧血を伴う方に。

薬剤師からのコメント
漢方薬房こうのとり
加味帰脾湯は「気血両虚」に精神症状を伴うタイプに向きます。疲れやすく眠れない、考えすぎる方が目印です。帰脾湯に熱を冷ます生薬を加えた構成です。
加味帰脾湯の適応・用途
気と血を同時に補い、疲労・不眠・不安を和らげる処方。心身の消耗が妊活に影響している女性に用いられます。
向いている方・注意が必要な方
こんな症状・お悩みに
- 疲れやすく眠れない
- 不安・考えすぎる
- 貧血気味で顔色が悪い
- 食欲が落ちやすい
服用に注意が必要な方
- 体力が充実した実証タイプ
合いやすい体質・証
体力虚弱で、疲れやすく、貧血・不眠・不安・動悸など「心脾両虚」に軽い熱証を伴うタイプに向きます。
服用方法
1日2〜3回、食前(食事の約30分前)または食間(食後2時間ごろ)の空腹時に、水またはぬるま湯で服用するのが基本です。
煎じ薬・エキス剤など剤形により用法・用量が異なります。実際の服用量とタイミングは、体質を確認したうえで薬剤師がご案内します。
副作用について
まれに、体質に合わない場合や長期の服用で、胃部不快感・食欲不振・軟便・発疹などがあらわれることがあります。
まれに、甘草(かんぞう)の作用で、むくみ・血圧上昇・手足のだるさや脱力(低カリウム血症による偽アルドステロン症)があらわれることがあります。
また、山梔子(さんしし)を長期間(一般に数年以上)服用した例で、腸間膜静脈硬化症が報告されています。長期に服用する場合は定期的な経過観察を行います。
気になる症状があらわれた場合は服用を中止し、薬剤師または医師にご相談ください。
飲み合わせ・相互作用
他に服用中のお薬・サプリメントがある場合は、飲み合わせを確認しますので必ずお申し出ください。
甘草を含むため、利尿薬(ループ・チアジド系)やグリチルリチン製剤、他の甘草含有漢方と併用すると、偽アルドステロン症・低カリウム血症のリスクが高まります。併用薬は必ずお申し出ください。
妊娠・授乳中の注意
妊娠中・授乳中の服用は、自己判断を避け、必ず薬剤師または医師にご相談ください。妊娠が判明した際は処方の見直しを行います。
加味帰脾湯があなたに合うか
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体質によっては加味帰脾湯が合わない場合もあります。 薬剤師があなたに最適な処方をご提案します。