桃核承気湯
とうかくじょうきとう
強い瘀血と便秘・のぼせを伴う実証タイプに。血の滞りを強く除く処方。

薬剤師からのコメント
漢方薬房こうのとり
桃核承気湯は大黄を含み作用が強いため、体力のある実証タイプ向けです。便秘・のぼせ・強い生理痛が目印です。虚弱な方や妊娠の可能性がある時期には用いません。
桃核承気湯の適応・用途
滞った血を強く巡らせ、便秘やのぼせを伴う月経トラブルを改善する処方。体力のある瘀血タイプに用いられます。
向いている方・注意が必要な方
こんな症状・お悩みに
- 便秘がち
- のぼせて顔が赤い
- 生理痛が重く塊が多い
- 体力が充実している
服用に注意が必要な方
- 虚弱・冷えが強い方
- 下痢しやすい方
- 妊娠の可能性がある時期
合いやすい体質・証
比較的体力があり(実証)、のぼせ・便秘とともに、下腹部の張り・圧痛など強い「瘀血」の徴候がある方に向きます。
服用方法
1日2〜3回、食前または食間の空腹時に服用します。大黄を含み瀉下作用があるため、便通の状態をみて量を加減します。
実際の服用量は薬剤師が調整しますので、自己判断で増量しないでください。
副作用について
まれに、体質に合わない場合や長期の服用で、胃部不快感・食欲不振・軟便・発疹などがあらわれることがあります。
まれに、甘草(かんぞう)の作用で、むくみ・血圧上昇・手足のだるさや脱力(低カリウム血症による偽アルドステロン症)があらわれることがあります。
気になる症状があらわれた場合は服用を中止し、薬剤師または医師にご相談ください。
飲み合わせ・相互作用
他に服用中のお薬・サプリメントがある場合は、飲み合わせを確認しますので必ずお申し出ください。
甘草を含むため、利尿薬(ループ・チアジド系)やグリチルリチン製剤、他の甘草含有漢方と併用すると、偽アルドステロン症・低カリウム血症のリスクが高まります。併用薬は必ずお申し出ください。
妊娠・授乳中の注意
大黄・芒硝などを含み瀉下・駆瘀血の作用が強いため、妊娠中は流早産のおそれがあり使用しません。授乳中も乳児が下痢をすることがあるため注意します。
桃核承気湯があなたに合うか
専門家に相談してみませんか?
体質によっては桃核承気湯が合わない場合もあります。 薬剤師があなたに最適な処方をご提案します。