妊活で女性が気をつけることは?後悔しないための優先順位とNGリスト

妊活で女性が気をつけることは?後悔しないための優先順位とNGリスト

この記事を監修した人

戸口 瑞之

京都薬科大学特命教授 兼 薬剤師

戸口 瑞之

漢方薬房こうのとり・代表

元富山総合薬局代表。現漢方薬房こうのとり代表・管理薬剤師 / 現京都薬科大学特命教授。 飲む量の加減のみ必要で万人に合う現代の中国漢方(中医)に大学病院時代から36年携わる。 漢方薬房こうのとりでは、直近3年で100人以上の方が目標を達成されています。

妊活を始めようと決めたのに、「何から手をつければいいんだろう」と戸惑っていませんか。

食事・生活習慣・病院・タイミングと、やるべきことが多すぎて逆に動けなくなる方は少なくありません。

この記事では、女性が妊活で気をつけることを優先順位と「やってはいけないこと」に分けて整理します。

女性が妊活を始めるときに気をつけることは?

妊活で大切なのは、「完璧にやること」ではなく「優先順位を正しく把握すること」です。焦って情報を詰め込んでも、どれから手をつけるべきかが見えていなければ、行動が空回りしてしまいます。

妊活で女性がまず気をつけることは、大きく次の3方向に分けられます。

  • 体を整える
  • 知識を正しく持つ
  • リスクを減らす

たとえば葉酸のサプリメントは、妊娠を計画している段階から摂り始めることが厚生労働省により推奨されています。風疹の抗体検査と予防接種の確認も、妊娠後では手遅れになる対策の一つです。こうした「妊娠前にしかできないこと」を後回しにすると、後悔につながりやすくなります。

葉酸のサプリは妊娠判定陽性が出てからでも間に合うので、ご安心ください。

監修者

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出典:
葉酸とサプリメント ‐神経管閉鎖障害のリスク低減に対する効果|厚生労働省
妊娠初期の女性が気をつけること(風しん)|厚生労働省

一方で「やってはいけないこと」も明確にしておく必要があります。

喫煙・過度な飲酒・極端なダイエットは、妊娠のしやすさに直接影響します。また、ネットの体験談に振り回されて根拠のない方法を試し続けることも、時間と体力を無駄にしがちなパターンです。

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【食事】女性が妊活で気をつける食べ物

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妊活中の食事で意識したいのは、「何を積極的に摂るか」と「何を控えるか」の両方です。

  • 葉酸
  • 魚の水銀
  • カフェイン

この3点を押さえておくと、食事選びの迷いが減ります。

まず葉酸は、胎児の神経管閉鎖障害リスクを下げるために重要な栄養素です。妊娠を計画している女性は、食品とは別にサプリメントから1日400μgの葉酸を摂ることが推奨されています。ほうれんそうや枝豆にも葉酸は含まれますが、食事だけで必要量を確保するのは難しいため、サプリメントを組み合わせるのが現実的です。

出典:食事による栄養摂取量の基準|厚生労働省

魚はDHAやたんぱく質が豊富な一方、マグロやメカジキなど大型魚は水銀含有量が多めです。厚生労働省は、これらの魚を週1人前を目安に控えるよう呼びかけています。

カフェインも同様で、1日300mgを超える摂取(コーヒーなら3杯超が目安)は流産リスクや新生児の低体重との関連が指摘されているため、飲みすぎには注意しましょう。

出典:
お魚について知っておいてほしいこと|厚生労働省
コーヒーにはカフェインが含まれているので、飲むと胎児に影響が…|東京都保健医療局

体を冷やす食習慣も見直しておきたいところです。冷たい飲みものや甘いものに偏らず、根菜類や発酵食品を日常的に取り入れることで、子宮周辺の血流を保ちやすくなります。

【生活】女性が妊活で気をつける生活習慣

食事と並んで、毎日の生活習慣も妊活の土台を作ります。

睡眠・運動・体の冷えをひとつずつ整えていくことで、ホルモンバランスが安定しやすくなります。

睡眠は毎日6〜8時間を目安にしましょう。排卵や黄体ホルモンの分泌は夜間の睡眠と深く関わっており、夜更かしや不規則な生活リズムは生理周期の乱れにつながりやすいです。

運動は激しすぎるものは避け、ウォーキングや軽めのヨガなど体が温まる程度のものを週3〜4日続けるのが現実的です。極端な体重の増減も排卵に影響するため、肥満・やせのどちらも妊活前から意識して改善しておきたいところです。

出典:女性の健康支援 プレコンセプションケアとは|日本産婦人科医会

モデル体型のような極度の痩せ型体型の方は、より注意が必要です。

監修者

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体の冷えにも気をつけてください。下半身の血流が滞ると、卵巣や子宮への栄養供給が落ちやすくなります。シャワーだけで済ませず湯船に毎日つかる、靴下や腹巻きで腰まわりを温めるといった習慣を取り入れてみましょう。

【ストレス】女性が妊活で気をつけるメンタルヘルス

妊活中のストレスは「気の持ちよう」ではなく、体の仕組みに直接影響します。ホルモンバランスの観点から、メンタルケアも食事や生活習慣と同じくらい大切な要素です。

ストレスが続くと、ホルモンバランスが乱れ、排卵に影響が出る場合があります。日本産科婦人科学会は、排卵障害の一因として心身のストレスによるプロラクチン(乳汁分泌ホルモン)の分泌異常を挙げており、妊活中のメンタルケアには医学的な根拠があります。

出典:不妊症|公益社団法人 日本産科婦人科学会

「早く妊娠しなければ」というプレッシャーがそのままホルモン環境を乱す要因になりうるのは、少し皮肉な話ですよね。妊活中は結果を焦りやすい時期だからこそ、うまくいかない日があっても自分を責めない姿勢が大切です。

妊活以外の気分転換の場を意識的に作ることが、長く続けるための現実的な対策です。好きなことに時間を使ったり、パートナーや友人に気持ちを打ち明けたりするだけでも、気持ちの重さはかなり変わります。

ただし、不眠が続く・強い不安が取れない・食欲が著しく落ちるといった場合は、婦人科やかかりつけ医に相談してみましょう。ストレスのサインを「根性で乗り越えるもの」と思い込まず、専門家に早めに打ち明けることも、妊活を前に進めるための一手です。

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【その他】女性が妊活で気をつけるべきこと

食事・生活習慣・メンタルケア以外にも、妊活中に確認しておきたいことがあります。

見落としやすいのが、薬の管理と妊活前の健康チェックです。

市販の痛み止めや風邪薬の中には、妊娠中に影響するものが含まれることがあります。常用薬がある方は、妊活を始める前にかかりつけ医に相談しておきましょう。厚生労働省は「妊娠と薬情報センター」を通じて服薬に関する相談を受け付けています。「飲んでいる薬があるけれど大丈夫かな」と気になる方は、ぜひ活用してみてください。

出典:妊娠と薬|厚生労働省

もうひとつ取り組みやすいのが、プレコンセプションケア(妊娠前からの健康管理)のチェックシートを使った自己点検です。

国立成育医療研究センターが公開しているシートには、適正体重の維持・禁煙・ワクチン接種歴の確認など、食事や運動以外の項目も幅広く含まれています。「何か抜けていないか不安」と感じたら、一度このシートで確認してみると安心感につながります。

出典:プレコン・チェックシート|国立成育医療研究センター

妊娠前にやっておけばよかったこと・やることリスト

妊活を始めてから「もっと早くやっておけばよかった」と気づくことは少なくありません。

検査・旅行・美容・夫婦の話し合いなど、妊娠後は動きにくくなることを、今のうちに一つずつ済ませておきましょう。

各種検査の受診

妊娠前に受けておきたい筆頭が、風疹の抗体検査です。風疹は妊娠12週までに感染した場合、胎児に先天性風疹症候群を引き起こすリスクがあります。

抗体が低ければ妊娠前に予防接種を済ませる必要があり、多くの自治体で検査費用の助成も行われているので、まず窓口で確認してみてください。

出典:風しんの抗体検査|厚生労働省

AMH検査(卵巣予備能を調べる血液検査)も、早めに受けると妊活の方針を立てやすくなります。X上では「もっと早く受けとくべきだった」という声や、パートナーに検査を受けてもらって初めて男性不妊が発覚したという体験談も目立ちます。

婦人科の基本検診と合わせて、二人で受診する機会を早めに設けることをおすすめします。

実は、不妊原因の48%は男性に要因があることをご存知ですか?こうのとりの子宝漢方では、男性女性とも力を入れているため、高い達成率を記録しています。

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長距離旅行の計画

妊娠初期はつわりや出血リスクから長距離移動が難しく、中期以降は航空会社によって搭乗制限が設けられることもあります。

「妊活を優先するあまり旅行を全部やめてしまい、少し後悔している」という声がある一方、「旅行を楽しんでいたせいで受診が3カ月遅れた」という後悔も聞かれます。どちらが正解とは言えませんが、気持ちの整理のためにも行きたい旅先があれば早めに計画するのが賢明です。

妊活開始前か、お休み周期を使って旅行を組み込むのが現実的な落としどころです。妊娠後はいつでも動けるわけではないので、今のうちに行きたい旅先をリストアップしておくと後悔が減ります。

継続的な美容ケア

医療レーザー脱毛は、妊娠中は体調変化や肌の敏感さを理由に多くのクリニックで施術を断られます。ボトックスや、にきび治療に使われるイソトレチノインなど、胎児への影響が懸念される施術・薬も、妊娠中・授乳中は使えません。

「妊活を機に美容ケアをやめたら、リアルな自分が露呈してつらい」という声は多く、妊娠・授乳期間を逆算して、今できることを先に済ませておく姿勢が大切です。脱毛のコース契約がある場合は、完了時期をクリニックと早めに相談しておきましょう。

夫婦間での事前の話し合い

「夫と妊活スケジュールの話を徹底的にしておけばよかった」という後悔は、妊活を進めてから生まれることが多いです。

タイミング法・人工授精・体外受精をどこまで進めるか、治療費の上限、どちらかの転職や時短勤務の可能性など、決断を迫られる場面は思ったよりも早く来ます。

これらを妊娠してから話し合うのでは間に合わないこともあります。費用と治療ステップの上限だけでも、妊活開始前に二人で合意しておくと、いざというときの判断がスムーズです。不妊治療の助成制度の概要を一緒に調べる時間を、早めに設けてみてください。

女性が妊活中にやってはいけないこと

妊活中に避けるべきNG行動は、「やっていると意識していない」ものほど見直しが遅れがちです。

特に喫煙とアルコールは、習慣化しているとやめるタイミングを後回しにしてしまいやすいので、今すぐ確認しておきましょう。

喫煙は妊活中に最初に手放すべき習慣です。女性の喫煙は生殖能力の低下につながり、万が一気づかないうちに妊娠していた場合は早産や低出生体重のリスクも高まります。自分が吸わなくても、パートナーや家族の副流煙を日常的に吸い込んでいる環境も見直す価値があります。

出典:女性の健康~加藤貴子さんインタビュー~|e-healthnet(厚生労働省)

アルコールも、「少量なら問題ない」と感じているうちが一番危ういです。妊娠が成立してから気づくまでには数週間のタイムラグがあるため、妊活期間中は飲まないことを原則にしておくほうが安全です。飲み会のつきあいが多い方は、ノンアルコールドリンクを選ぶ習慣に切り替えておくと、いざというときに迷わずに済みます。

カフェインの摂りすぎと体の冷えは前述のとおりです。コーヒーや緑茶は1日1〜2杯程度に抑え、下腹部を冷やす服装や食習慣は今のうちに改善しておきましょう。

【男性向け】妊活で気をつけること・夫婦で取り組むポイント

妊活は女性だけの課題ではありません。不妊の原因は男女どちらにもあり、パートナーと一緒に生活を見直すことが近道です。

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不妊症のうち、男性のみに原因がある割合は24%、男女ともに原因がある割合も24%にのぼります。つまり不妊の原因の約半数には男性側の要因が関わっていることになります。

「自分は関係ない」と思わず、早めに生活習慣を見直すことが大切です。

精子は74日かけて新しく作られます。そのため、今の生活習慣が74日後の精子の質に反映されます。まずは禁煙、節酒、睡眠の確保、体重管理の4点から始めましょう。

食事では亜鉛・葉酸・ビタミンCを意識して摂ると、精子の形成をサポートしやすくなります。

男性が妊活中にやってはいけないこと

精巣は熱に弱い器官です。長時間のサウナや熱いお風呂への長湯、ぴったりした下着の着用は精子の質を下げる可能性があります。

長距離の自転車も会陰部への継続的な圧迫につながるため、頻度や時間を見直すのが無難です。

喫煙とアルコールの過剰摂取は、精子形成を障害する可能性があるとして日本生殖医学会も注意を促しています。パートナーが禁煙・節酒に取り組むなら、男性も一緒にやめてしまうのが最も続けやすい方法です。

出典:一般のみなさまへ - 生殖医療Q&A:Q15.男性不妊の場合の治療は...|日本生殖医学会

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妊活の体質改善なら、漢方専門の相談窓口が有効◎

食事・生活習慣・メンタルと、妊活でやるべきことは多岐にわたります。

ひととおり取り組んでみたものの「本当にこれで大丈夫?」という不安が消えない方には、漢方専門の相談窓口という選択肢があります。

不妊治療に漢方薬を併用することで妊娠しやすい体質に導ける可能性があると、日本産婦人科医会も指摘しています。

ただし、漢方は個人の体質に合わせた処方が前提です。市販品を自己判断で選んでも体に合わなければ効果は出にくく、場合によっては体に余分な負担をかけることもあります。

「漢方薬房こうのとり」では、39年の研鑽を積んだ、トップが薬剤師で大学教授の専門の相談員が一人ひとりの体質を丁寧に診て、妊活をサポートしています。

これまでに相談した方の95%以上が体の変化を実感しており、年齢や体質に不安を抱えていた方からも多くの声が届いています。

自己流の妊活に限界や迷いを感じているなら、まず50歳以上の方の妊娠実績、無精子症の方のパートナーの妊娠実績ともにある漢方薬房こうのとりで話を聞いてもらうことが、次のステップへの突破口になるでしょう。

この記事を書いた人

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