十全大補湯
じゅうぜんたいほとう
気と血をともに補う代表処方。全身の消耗・冷え・体力低下が著しい方に。

薬剤師からのコメント
漢方薬房こうのとり
十全大補湯は「気血両虚」が著しいタイプに向く強力な補剤です。疲労困憊・冷え・貧血傾向が目印です。胃腸が極端に弱い方は地黄で胃もたれすることがあります。
十全大補湯の適応・用途
気・血の両方を強く補い、全身の消耗を立て直す代表処方。疲労や冷え・体力低下が著しい妊活の土台づくりに用いられます。
向いている方・注意が必要な方
こんな症状・お悩みに
- 疲労が著しい
- 冷えと貧血がある
- 病後・産後の体力低下
- 顔色が悪く元気が出ない
服用に注意が必要な方
- のぼせ・ほてりが強い実証タイプ
- 胃腸が極端に弱い
合いやすい体質・証
体力が低下し、疲労衰弱・貧血・食欲不振・冷えなど「気血両虚」のタイプに向きます。
服用方法
1日2〜3回、食前(食事の約30分前)または食間(食後2時間ごろ)の空腹時に、水またはぬるま湯で服用するのが基本です。
煎じ薬・エキス剤など剤形により用法・用量が異なります。実際の服用量とタイミングは、体質を確認したうえで薬剤師がご案内します。
副作用について
まれに、体質に合わない場合や長期の服用で、胃部不快感・食欲不振・軟便・発疹などがあらわれることがあります。
まれに、地黄(じおう)により胃もたれ・食欲不振・下痢など胃腸症状があらわれることがあります。胃腸の弱い方は特にご注意ください。
まれに、甘草(かんぞう)の作用で、むくみ・血圧上昇・手足のだるさや脱力(低カリウム血症による偽アルドステロン症)があらわれることがあります。
気になる症状があらわれた場合は服用を中止し、薬剤師または医師にご相談ください。
飲み合わせ・相互作用
他に服用中のお薬・サプリメントがある場合は、飲み合わせを確認しますので必ずお申し出ください。
甘草を含むため、利尿薬(ループ・チアジド系)やグリチルリチン製剤、他の甘草含有漢方と併用すると、偽アルドステロン症・低カリウム血症のリスクが高まります。併用薬は必ずお申し出ください。
妊娠・授乳中の注意
妊娠中・授乳中の服用は、自己判断を避け、必ず薬剤師または医師にご相談ください。妊娠が判明した際は処方の見直しを行います。
十全大補湯があなたに合うか
専門家に相談してみませんか?
体質によっては十全大補湯が合わない場合もあります。 薬剤師があなたに最適な処方をご提案します。